新しい1年が始まりましたね。
最近は太陽の光が少しずつ強さを増してきているようで、晴れた日は太陽の光の暖かさと明るさがしみじみと感じられて、嬉しくなるこの頃です。
最近、セッションにいらしたクライアントの方が「ふと気づくと、呼吸が浅いなあと思うんですよね」とおっしゃってたのですが、普段からよほど意識して習慣づけない限り、大抵の場合は浅かったり、ペースの速い呼吸が無意識に染みついてしまっていることが多いのではないかなと思います。
私たちがこの世に生まれて最初にすることは息を吸い込むこと、呼吸することです。
せっかくの年のはじまりの時期、もし浅い呼吸が自分にも思い当たる・・・と感じる方は、ここで一度呼吸を見直すことから始めてみませんか?
呼吸法といっても、様々な方法がありますが、ここではシンプルに基礎的なことだけに焦点を当ててみます。それは、呼吸を一定のリズムで行うこと、体のどこにも緊張がないリラックスした状態を保つことです。
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立った状態でも座った状態でも良いので、背筋を伸ばして、体を楽にします。そして、ゆっくりと鼻から息を吸い込みましょう。4拍で鼻から吸い込んだら、4拍で口から吐き出すというように、吸う時と吐く時のリズムを一定に保つようにします。
また、息を吸い込む時は胸がいっぱいになるように、下腹部から肺全体まで息を入れ、吐き出す時は、しっかりと息を出し切るようにします。
始めは、頭の中に色々な思考が沸いてきて、落ち着かないことがあるかもしれません。今日の予定だったり、何か気にかかっていることだったり、過去の出来事だったり、取り留めもなく次々やって来ますが、そんな時は静かにそれらの思考を無視しましょう。
そして、そのまま呼吸のリズムに意識を当てて、深呼吸を続けていくと、頭と心の中が段々と静まっていくのを感じます。
もし体のどこかが固くなっていたり、緊張しているようなら、吐く息と一緒に緊張を吐き出して、体の隅々までリラックスした状態が感じられるまで繰り返してみます。
こうして、10分ほどリズミカルで静かな呼吸をしていくと、心が静まり、全身がリラックスして、エネルギーに満たされた状態を感じるようになります。
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こういった呼吸法を1日に5分でも10分でも良いので、意識的に行ってみるのはとても良いエクササイズになります。日常の呼吸のパターンが徐々に、穏やかなリズムの呼吸に置き換わっていきますし、その分取り入れられるエーテル・バイタリティーの量も増えていくので、心や体の健康を維持する上でも役立つようになります。
さらに、上記の呼吸法に慣れてきたら、窓辺などで太陽の光を浴びながら、呼吸法を行うのもとても気持ちが良いエクササイズなので、お勧めです。
その際は、太陽の暖かさとエネルギーを感じながら、息を吸い込む時に、太陽の光と恵みを一緒に吸い込み、吐き出すときに、それらのエネルギーが体全体に行き渡るようにイメージしてみて下さい。
(2016年1月14日)